昭和の天才の名をほしいままにした日比野五鳳芸術は、いまや現代の私たちを導く「21世紀の新古典(ニュークラシック)」と呼ぶにふさわしい不滅の金字塔。作品選は、代表作中の代表作「ひよこ」「おやどり」など一挙掲載。初公開の「日比野家版 萬葉百首」を完全収載。
ISBN : 978-4-87586-195-9
昭和の「かな」の隆盛の一翼を担い、古筆研究による多彩な表現法を展開した安東聖空。その後、書風は次第に簡素にむかい、自詠の短歌・俳句作品が主軸となる。読みやすく品格の高い「かな」の誕生──。安東聖空芸術は、いまや現代の私たちを導く「21世紀の新古典」と呼ぶにふさわしい。
ISBN : 978-4-87586-291-8
中国・日本の古典文学を原文のまま書くのが「書」であった時代に、時代と共にあるべき書の姿を模索し、書の概念までを動かした一人の人物の存在があった。「近代詩文書」の生みの親にして、創玄書道会の創始者、金子鴎亭。その存在自体が、いまや現代の私たちを導く「21世紀の新古典」と呼ぶにふさわしい。
ISBN : 978-4-87586-292-5
学問と書作──それは西川寧にとっての両輪であった。中国書跡の深い研究はもとより、哲学や文学など、広範な学究に裏打ちされた西川寧の書は、彼の目指した「文人」の姿を具現し、書の原点を今に示す「21世紀の新古典」なのである。
ISBN : 978-4-87586-311-3
昭和という激動の時代を常に先読みし、牽引した青山杉雨。創作への執念。書学への意欲。書壇構築への情熱。教養主義と表現主義の間で自らの美学を磨き、「一作一面貌」の作品として、書のモダニズムを現出した。その道程こそ「21世紀の新古典」なのである。
ISBN : 978-4-87586-312-0
現代に生きる書の在り方を模索しつづけ、その一つの帰結としての小字数 (大字) 書は、彼が理想とした〈心形一致〉の境地を具現化したものであった。おおらかで懐の深さを感じさせる書作品の数々は、人柄と字形が織り成した「21世紀の新古典」の世界である。
ISBN : 978-4-87586-334-2
気迫の書、品格の書を目指し、天真爛漫の境地へ──。自らを「線の行者」に任じた小坂奇石が歩んだのは、高い心と、高い技術に支えられた本格の道であった。「21世紀の新古典」と言うべき輝きを保ち続けている。
ISBN : 978-4-87586-349-6
張廉卿、宮島詠士、上條信山─。長く深い師弟の鉱脈が磨きあげた、遒勁な骨格と筆法。人は、それを“信山バリ”と称する。信州の山脈をも連想させるその堂々たる姿は、
「21世紀の新古典」を冠するにふさわしい。
ISBN : 978-4-87586-358-8
「少字数書」「象書」という新たな表現の地平を切り拓き、書を世界で通用するアートへと進化させた手島右卿。その表現世界は、今なお斬新さと輝きを失わない。まさに「21世紀の新古典」の姿そのものであろう。
ISBN : 978-4-87586-367-0
漢字、かなの古典を渉猟して構築された基盤のもと、漢字とかなの絶妙な調和世界を創出した深山龍洞。書史を通観し「現在」を投影する作品を問いつづけた。そして時代にくっきりと刻まれた爪痕—。
ISBN : 978-4-87586-386-1
書作家として、理論的探求を続けた研究者として、九十九年の生涯を全うした杉岡華邨。多彩な作品群は「21世紀の新古典」として、命を謳い、繋いでゆく。
ISBN : 978-4-87586-431-8
津金隺仙を語らずして、戦後の書道史は語れない。王羲之を基調とし「不調和の美」と評されつつも、苦闘しつつ切り拓かれた隺仙の世界は、東洋の芸術の生命を汲み取り、独自の道を志向するものだった。
ISBN : 978-4-87586-481-3
現代かなをリードする第一人者、榎倉香邨。1963年の日展特選作から最新作まで、深い魅力に充ちた71点 (迫力の両観音開き5作品を含む) をワイドなカラーで集成。作品を全8章 (付・作者の解説) で構成。略歴、釈文、あとがきも掲載。解説:「勁く、麗しく」小松茂美、「心慕手追の世界」西嶋慎一
ISBN:978-4-87586-180-5
書壇を離れ、自身の信念のもと、書のあるべき姿を追求しつづけた書家・村上翠亭。筑波大学、大東文化大学で教鞭を取り、後進の育成にも力を注いだ。その書は、さまざまな変貌を重ねつつ、いまなお進化を続けている。60年余に及ぶ一書家の生き様を、この一冊に収録!
ISBN:978-4-87586-307-6
輝かしい書歴を網羅する初作品集、ついに刊行!「昭和三十八年、日展特選表彰され以降、書道界の刮目すべき彗星として活動され、その作品は高く評価されましたが、それ以降四十数年間、その作風と創作性は不変であり、すべて絢爛且つ剛健であります。先生の人柄がそのまま作品になっています」──塩川正十郎
ISBN:978-4-87586-194-2
昭和30年の日展デビュー作から、日展文部大臣賞受賞作、恩賜賞・日本芸術院賞作を経て、熟達の最新作へ。津金孝邦の軌跡をたどる、本格的な書作品集。多彩な表現による105作品をオールカラーで収載。作品を制作年順に構成。自序・略歴・釈文も掲載。
ISBN:978-4-87586-305-2
書は現代において文学であり、音楽であり、舞踏であり、そして美術である。書の前線で、その可能性を追求してきた田村空谷の、鮮やかな疾走。73作品掲載。「吃音シリーズ」「円シリーズ」「円と方シリーズ」「瞑想シリーズ1・2」「古代幻想 シリーズ1・2・3」「絵文字空想シリーズ」、愛蔵印、空谷短文、年表、ほかで構成。
ISBN:978-4-87586-303-8
成田山新勝寺・成田山書道美術館の所蔵品から選りすぐった最高峰の名作が勢ぞろい!! 書道の近・現代史を一望できる、総勢217名の書作品を収録。類書なき「唯一無二」の1冊が、ここに誕生。
ISBN:978-4-87586-547-6
51名133点の作品を選び、東京・吉田苞竹記念会館にて展覧会を開催した(2012年2月)。本書はその作品集に、『墨』誌上等で発表された玄土社・表立雲氏の論考を豊富な図版と共に収録。
ISBN:978-4-87586-330-4
賀茂川を散策し水流を見つめる日々の中から生まれた五鳳作品の数々。その悟りにも似た清澄な感性“きよら”は、静かに確かに、次世代へと受け継がれてゆく。
ISBN : 978-4-87586-634-3
かなは、なぜ美しいのか……。その答えがここにあります。かな書道界の重鎮として、日々進化をつづける書アーチスト・榎倉香邨の、すべてが収まった愛蔵版!
ISBN : 978-4-87586-414-1
かな書界のレジェンド、小山やす子のすべてがここに…書が生まれるところ/書家・小山やす子の仕事/学びの道のり/安らぎの場所/フォトアルバム/略歴
ISBN : 978-4-87586-473-8
日常普段の「ことば」をそのまま書として現表する──当たり前に見えて書人の誰もが挑戦しなかったこの分野に、一人果敢に挑戦した横山淳一の書と人の魅力に迫る、感動と発見の一冊。
ISBN : 978-4-87586-661-9
清雅にして芳醇、最高峰の書。豪華大判カレンダー。四季を彩る、巨匠12人の新作集!
ISBN:978-4-87586-501-8
金澤翔子の書が【日めくり】に。選りすぐりの31枚、決定版!ダウン症の天才書家と母が贈る、書と言葉。日めくりカレンダー、登場!
ISBN:978-4-87586-518-6
ダウン症の天才書家、
金澤翔子の魂を揺さぶる「書」と母の愛の言葉。
金澤翔子さんの書が【日めくり】に。
待望の第2弾。心に響く31枚、厳選版。
ISBN:978-4-87586-571-1
ダウン症の天才書家、
金澤翔子の魂を揺さぶる「書」と母の愛の言葉。
金澤翔子さんの書が【日めくり】に。
待望の第3弾。心に響く31枚、厳選版。
ISBN:978-4-87586-631-2
昭和・平成と書のバトンを受け継いだ書家たちが、令和のいま、未来につなぐ思いを語りかける。日本を代表する書家たちの、これまでの道のり、書への気持ち、制作の苦悩や秘訣など、仕事場をたずねてうかがいました。揮毫シーンのショートムービーも特別公開。
ISBN:978-4-87586-687-9
川端康成、谷崎潤一郎、三島由紀夫、太宰治らの「書」からそれぞれの作家性を読み解き、時代を垣間見る「書体論」「現代文学論」。
ISBN:978-4-87586-683-1
第一線で活躍する書家11名の「書を愛する人へ贈る言葉」を収録。梅原清山/高木聖鶴/中野北溟/榎倉香邨/稲村雲洞/尾崎邑鵬/小山やす子/大井錦亭/津金孝邦/関 正人/齋藤香坡
ISBN : 978-4-87586-275-8
雑誌「墨」の連載13本に、著者渾身の書き下ろし2本と総論を加え、再構成。書表現の可能性を追求した書人たちの残した仕事を通して、これからの書の課題と可能性を指し示します。
ISBN:978-4-87586-533-9
-戦前の書から戦後の書、そして現代の書へ-今日の書家の源に位置する書人たちの生き方とその作品を検証。書人たちの偉業を、書評論の第一人者が独自の観点から記した渾身の一作!
ISBN:978-4-87586-551-3
『墨』の好評連載に、書き下ろしを加えた第二弾。現代に影響を与え、書の未来を模索した18人の書人たちの偉業を検証する渾身の著作。
ISBN:978-4-87586-552-0
日本、中国、中国文化圏はもちろん、欧米まで股にかけた半世紀に及ぶ書道交流が、秘蔵写真とともに活写。100のシーンが重なりあって、書の華やかし頃の熱気を帯びた空気が蘇る。
ISBN : 978-4-87586-480-6
書道出版界をリードしてきた二玄社の編集者として積み重ねた、
西川寧・青山杉雨をはじめとする書壇のトップ達との深く長い親交の数々。
書き綴られる想い出の一端は、書に人生を捧げた書人達の記憶を、後世へと伝える橋渡し。
ISBN : 978-4-87586-335-9
読売新聞の人気コラム66篇を一冊に集成!書き下ろし註記を加えることで、内容がボリュームアップ。現代の書の景色を一望できる、書家・書道愛好家の必読書です。
ISBN:978-4-87586-514-8
読売新聞の人気コラム68篇を一冊に集成!適宜新たに書き下ろし註記を加えて収録。現代の書の世界を俯瞰できる書家・書道愛好家必携の1冊!
ISBN:978-4-87586-660-2
北京、西安、太原、そして江南、山東──。人々との出会いと交流を楽しみ、過ぎ去りし時代に想いを馳せ、書道文化の熱気に触れて、刺激が尽きない「遊覧」の記録。
ISBN:978-4-87586-592-6
伊勢神宮や東大寺をはじめ、全国各地の名だたる神社仏閣の総本山にて奉納揮毫や個展を開催し続けてきた二人。本書は翔子と母泰子が歩み続けてきた、まさに巡礼の日々を綴った一冊。
ISBN:978-4-87586-626-8
中国・明代の墨匠・方瑞生が編輯した墨譜『墨海』(明・1620年?)。同書に収録された墨をめぐる故事・逸話を、美しい墨譜を交えて、ここに紹介。
ISBN:978-4-87586-622-0
書の歴史では欠かせない古典や、王羲之・顔真卿・蘇東坡・鄧石如・呉昌碩といった名家の作品を、篆・隷・行草・楷の四書体に分けて、紹介し批評する。さらに五言絶句で歌い上げ、書作化。鑑賞の楽しみが加わった1冊である。本邦初訳。
ISBN:978-4-87586-624-4
『生誕200年』米山ファン必携の決定版! 四国は伊予松山(愛媛県)の書人、三輪田米山。1821(文政4)年に生まれ、1908(明治41)年に歿す。幕末・明治の激動の時代を一人の神官として生きながら、唯一無二の書を残した。最新研究に基づく米山ガイドの決定版。
ISBN:978-4-87586-516-9
A4判 並製
320頁
4,074円
2016/12/1刊行
四国は伊予松山(愛媛県)の書人、三輪田米山。1821(文政4)年に生まれ、1908(明治41)年に歿す。幕末・明治の激動の時代を一人の神官として生きながら、唯一無二の書を残した。最新研究に基づく米山ガイドの決定版。
ISBN:978-4-87586-506-3
文字の力、ことばの力─。日本人は、文字に何を託してきたのか。日本語の文字文化の未来に向けて、ネット、スマホの時代に、あらためて手で文字を書くことの根源的な意味を問う。(日本図書館協会選定図書)
ISBN:978-4-87586-445-5
「書」の道は、浅きに似て深く、易きに似て難し─。半生をかな書道に捧げた筆者の綴るエッセイは、書技法のエッセンスと、書道史を軽妙に描き出すとともに、これからの「書」の歩むべき道を、深く示唆する。 書に携わるすべての方、必読。
ISBN:978-4-87586-298-7
字ギレイになって女を磨こう!
書道雑誌『墨』の人気連載を書籍化。人気エッセイスト、酒井順子さんの書道体験記&文字をめぐるエッセイ。
ISBN : 978-4-87586-493-6
日常のさまざまな出来事をみつめ、活字や町の看板がほほえむ瞬間を描き出す。書道雑誌「墨」の好評連載に、書き下ろしを加えた待望の書籍化。
ISBN : 978-4-87586-401-1
カリスマ美容家・IKKOの新境地。人生をふり返り、その道程を筆に託して書にあらわす、渾身の1冊。自身初の書道作品集。
ISBN : 978-4-87586-346-5
書研究に、書教育に、書作に大きな足跡を遺した田邉古邨の全文集。その言説は、今日さらに有意義である。没後35年企画。書籍1。
ISBN : 978-4-87586-461-5
書研究に、書教育に、書作に大きな足跡を遺した田邉古邨の全文集。その言説は、今日さらに有意義である。没後35年企画。書籍2。
ISBN:978-4-87586-462-2
書研究に、書教育に、書作に大きな足跡を遺した田邉古邨の全文集。その言説は、今日さらに有意義である。没後35年企画。漢籍講義1。
ISBN:978-4-87586-463-9
書研究に、書教育に、書作に大きな足跡を遺した田邉古邨の全文集。その言説は、今日さらに有意義である。没後35年企画。漢籍講義2。
ISBN:978-4-87586-464-6
書研究に、書教育に、書作に大きな足跡を遺した田邉古邨の全文集。書話1。雑誌に連載した書論、書に関する随想を収載する。
ISBN : 978-4-87586-465-3
書研究に、書教育に、書作に大きな足跡を遺した田邉古邨の全文集。書話2。雑誌に連載した書論、書に関する随想を収載する。
ISBN : 978-4-87586-466-0
書研究に、書教育に、書作に大きな足跡を遺した田邉古邨の全文集。書話3。雑誌に連載した書論、書に関する随想を収載する。
ISBN : 978-4-87586-467-7
書研究に、書教育に、書作に大きな足跡を遺した田邉古邨の全文集。その言説は、今日さらに有意義である。没後35年企画。最終巻は、作品、書簡選・余録。
ISBN:978-4-87586-468-4
美しく雅な貝合せの世界…原寸大カラーで収載。「現代版 貝合せ百人一首」。 ページをめくるたびに異なる意匠が展開し、雅な世界へといざなわれることでしょう。
ISBN:978-4-87586-508-7
本書は、高蔭の伝記と共に、高蔭が遺した正統な仮名の書と、調和体作品を掲載。文墨の香り高い高蔭の書は、今日の学書の在り方に一石を投じることだろう。
ISBN:978-4-87586-540-7
見て学んで、書いてその意志を感じる—名家に学ぶ臨書シリーズ。先人の考えを自らに取り込み、新たな視点で書き上げた名家たちの臨書。それらの秀作が、あなたの書法上達へと導きます。
ISBN : 978-4-87586-487-5